診察内容Medical

認知症

認知症とは

同じ事を繰り返し聞く、道に迷う、約束の日付を間違える、料理をしなくなった。ありもしないもの(例:家の中に蛇や知らない子供がいるなど)が見える、転びやすくなった、はっきりとした寝言を言うようになった。以前より怒りっぽくなった、億劫で入浴をしなくなった。

上記は、認知症の方でよく気が付かれる困り事です。年を重ねるほどに認知症の方の割合は増え、85歳の方の27%は認知症であるといわれています。認知症といっても、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症など特徴は様々で、困り事もそれぞれによってだいぶ異なります。

治療について

認知症の診療では、まず認知症のタイプを検討した上で、現在困っている事、将来的に困る可能性のある事に対応をしなければなりません。なぜその困る事が起きるのかを介護者が理解をするだけで介護者の負担が減る事はよくあります。また、介護保険サービス(例:デイサービスなど)の利用、薬物療法などが有効なことも多く経験します。 当院では日本認知症学会認定の認知症専門医が個別の状況に応じた診療を行います。 認知症はご本人が気付くこともありますが、ご本人ではなく周りの方が初めに気が付くことも多くあります。心配なことがあればお気軽にご相談ください。